インド百景。

坂田マルハン美穂のインド生活通信

 
 

去年同様、福岡を拠点に、東京で数泊した今回の旅。仕事や友人らとの再会など、心に残る出来事は多々あれど、個人的に最も有意義だったのは、靖国神社を訪れたことだった。

詳細は、MiPhoneの記録にも記しているので、ここで改めて綴ることは控える。

ともあれ、日本人として日本に生まれ、菊花紋賞のあるパスポートを携える者として、祖国を離れてなお、いや、離れているからこそ、自分のオリジンについてある程度の知識を持つことは大切なのだ。

日本を思うとき、心に思い浮かべる母国の象徴のひとつとして。

帰国早々、金曜日は久しぶりにサロン・ド・ミューズもオープン。メンバーが久しぶりに集い、11月30日(土)に開催されるOWCクリスマスバザールへの出店&出演に向けて、準備を再開した。

これから年末にかけては、公私ともに行事が少なくない。明後日(火曜日)から数日は、ムンバイへ赴く。久しぶりに、夫の出張に便乗だ。というのも、ここ数年は、夫のムンバイオフィスに近いバンドラのTaj Lands Endに滞在することが多かったのだが、今回は久しぶりに、わが愛すべきThe Taj Mahal Palaceに泊まるというので、妻も「ついでに」泊まりに行く次第。

ムンバイに赴くたびに立ち寄るホテルだが、泊まるのと立ち寄るのとでは、もちろん気分が異なる。8月に出張で訪れたばかりだが、きっとまた新しい発見があるに違いない。今回は南ムンバイ、コラバやフォート辺りを中心に、気ままに街巡りを楽しもうと思う。

これもまた、Miphoneに記したので説明は省くが、しかしパール判事の碑の写真は、改めてここに掲載しておきたい。

こうして改めて写真を見つめると、さまざまに書きたい思いが募る。

遊就館の展示に関しては、ときを改めてじっくりと、一日かけて巡りたいと痛感した。折しも行われていた大東亜戦争七十年展がまた印象深く、ゆっくりと時間を取れなかったことが悔やまれるほどだった。

米国のスミソニアン航空博物館で、日本の零戦やエノラゲイを見たときの話は、過去にも記した。ゆえに、零戦の展示については、さほどの衝撃を受けはしなかったが、人間魚雷と呼ばれた「回天」を目の当たりにしたときには、あまりのむごさに、泣けた。

海底深く、こんなものに押し込められて、自爆を強いられた若者ら。どれほどに辛かったことであろう。

無数の展示の中にあっては、ほんの一隅ではあったが、インドを舞台に展開された「インパール作戦」に関する事項も見られた。いつか必ず、コヒマにある日本兵の慰霊碑を訪れたいと思いつつ、幾星霜。

旅をしたいと思う場所は数あれど、20代、30代のころのような衝動と行動力がぐんと減ってしまった昨今。もっと旅を! と思う心と、のんびりしたいと思う心とのせめぎ合いが尽きない。

■日本旅の記録2013@福岡

■日本旅の記録2013@東京