BANGALORE GUIDEBOOK バンガロール・ガイドブック

この国で、暮らしの糧を得ているからには

地域社会を見つめよう


経済成長が取り沙汰されて久しい昨今のインド。しかし社会的な因習や、その土地土地の文化によって、長年に亘って受け継がれてきた「著しい貧富の差」という負の遺産は、深刻度を増しています。 バンガロールには、虐げられた環境にある人々を救済すべく、 無数のNGO、慈善団体があります。ここでは、その中からミューズ・クリエイション、もしくは坂田個人が訪問をしたことのある場所をご紹介しています。

CONTENTS


00. INTRODUCTION

●慈善活動にさほど関心のなかった坂田が、バンガロールで現在のような活動を始めるに至った契機。街で物乞いを見かけたときにどうしたらいいか、といったことにも言及している。(OWC月刊誌の寄稿記事を転載)


01. NEW ARK MISSION -HOME OF HOPE-

●路上で瀕死の状態にある人々を救済しているホーム


02. OBFL: One Billion Literates Foundation

●貧困層子女が通う公立学校にて、英語教育の支援


03. Dominican Sisters of the Presentation

●インディラナガール界隈のスラムに暮らす女性と子どもたちの支援


04. JAGRUTHI

●コックスタウン周辺スラムの子女向け学校運営、及びHIVの子どものホーム


05. Karunashraya: Bangalore Hospice Trust

●ステージ4以降の患者を無償で受け入れるホスピス


06. JYOTHI SEVA SOCIETY

●貧困層の盲目の子どもたちを受け入れるホーム


07. ASHWINI CHARITABLE TRUST

●スラムに暮らす子どもたちのための学童。教育支援センター


08. AKSHAYA PATRA

●イスコン寺院が母体の、世界最大の給食センター。無償でランチを支給


09. The Bangalore Education Trust

●ヤラハンカにある貧困層子女向けの無償の学校


10. CUPA: Compassion Unlimited Plus Action

●動物保護施設団体。クリニックの運営ほか、野良犬、野良猫の里親斡旋


11. Deena Seva Charitable Trust

●HIVポジティヴの子どもたちのホームと医療施設。学校も併設


12. Freedom Foundation

●貧困層のHIVポジティヴの人たちのための医療施設


13. SKID: Sheila Kothavala Institute for the Deaf

●貧困層向けの無償の聾学校


14. Others

●現在、訪問はしていないが、過去、訪れていた団体

2014年度に施行されたインドの新会社法では、企業のCSR活動に対する支出義務が規定されました。


(1)純資産50億ルピー以上 

(2)売上高100億ルピー以上 

(3)純利益5000万ルピー以上


上記の1つに該当する企業は、直近3年間の純利益の平均の2%以上をCSR活動に支出しなければならないというもので、日本企業も例外ではありません。


これによって、ある一定条件のもとにある企業は、CSR活動を開始していますが、それでも日系企業は、他国の外資系企業に比して、CSRへの取り組みが消極的との印象を受けます。


金銭的支援はもちろん大切ですが、日本人駐在員が自ら慈善団体などの支援先を訪問して現状を目撃し、体験することも、極めて意義深いと考えます。坂田がいくつもの慈善団体を訪問して実感するのは、それを積極的に実施している欧米企業は多いということ。もちろん、大多数の支援はインド人/インド企業からなるものですが、欧米企業もまた、社員自ら、施設の補修工事や、ペンキ塗りを手伝ったり、子どもたちに英語やコンピュータの指導をしたりと、業務の一環としてCSR活動を行っているところが多々ありました。


現場を体験した上で、何が問題なのか、何が望まれているのか、また未来へ連なる投資(寄付)はどうあるべきなのか……ということについても、考えが広がると思います。


ゆえに、定期的な訪問は難しくても、ともかくは一度、訪れて欲しいと思います。たった一度訪れるのと、一度も訪れたことがないのとでは、物事の見え方が違ってきます。「0」と「1」の差は、「2」と「3」の違いとは絶対的に異なる偉大なる「1」です。と、少々、訳のわからないことを書いてはおりますが、ともあれ最初の一歩を踏み出そうと考えていらっしゃる方におかれましては、ぜひ下記に目を通していただければと思います。


企業のCSRの一環として、子どもたちの社会科見学として、あるいは個人で、ご家族で、ご友人で……。訪問を希望される団体の連絡先などは、お問い合わせください。自分たちだけではちょっと心もとないという場合には、当方も同行しますので、どうぞ「お気軽に」お問い合わせください。muse.india@me.com