BANGALORE GUIDEBOOK バンガロール・ガイドブック
バンガロール生活〈Q&A〉
食生活
ミューズ・クリエイションのメンバー有志による、実体験に基づいた回答集です。あくまでも主観的な内容であることをご理解の上、参考にしてください。*なお、坂田の回答は、1996年以降、米国、インドと海外生活が長いこともあり、一般的な日本人とは感覚が乖離したものが散見されることをご了承のうえ、参考にしていただきたい。
Q. 質問項目
【バンガロールでの食生活】
(1)飲料水の事情について教えてください。浄水器を使っていますか? それともボトル水を購入していますか?
(2)インドではお腹を壊しやすいと聞きますが、どのような点に気をつければいいですか?
(3)牛はヒンドゥー教にとって神聖な生き物と聞きましたが、牛肉は購入できますか?
(4)バンガロールで購入できる肉類と魚介類にはどんなものがありますか? その品質についても知りたいです。
(5)日本料理を作るのに際し、手に入りやすい食材/手に入らない食材について、大雑把で構いませんので、教えてください。
(6)バンガロールは南国のフルーツが豊かだと思いますが、どのような果物がおいしく食べられますか?
(7)野菜や果物には農薬が多用されているものも多いと聞きましたが、オーガニックの食材は入手できますか?
(8)野菜や果物の野菜洗浄剤は売られていますか? またそれらを使っていますか?
(9)バンガロールではどのような日本の食材が手に入りますか? 味噌や醤油、豆腐、納豆などは売られていますか?
(10)バンガロールの日本料理店やアジア料理店では、どの程度の日本料理が食べられますか? 寿司や刺身は新鮮ですか?
(11)最近では、さまざまな飲食店の料理がオンラインで簡単に注文できると聞きましたが、使い勝手はいかがですか? 時間通りに届きますか?
(12)会社によっては、タイやシンガポールへの食材買い出し休暇があると聞きましたが、その必要はありますか? 買い出しでは、何を中心に購入しますか?
Q&A. 回答集
【バンガロールでの食生活】
(1)飲料水の事情について教えてください。浄水器を使っていますか? それともボトル水を購入していますか?
●私が住んでいる部屋には既に浄水器が設置されており、入居前に浄水器のフィルターを新しいものに変えてもらい使用しています。食器洗浄と火を通す野菜を洗うときには浄水器の水を使っています。野菜を生で食べるときや茹でた麺を洗うときなどは浄水器の水で洗ったあとボトル水で洗うというように、浄水器の水でも直接飲まないようにしています。
(料理初心者妻/2019年3月)
●アパートに設置されている浄水器で野菜や食器洗いをし、飲用にはボトルのミネラルウォーターを使用しています。水道水は掃除用にしか使いません。
(ひょうきんな幼稚園児の母♀/2019年3月)
●浄水器を通した水で野菜や食器を洗っています。飲料や料理にはペットボトルの水を使用しています。
(新米主婦♀+夫/2019年3月)
●調理の際はボトル水(20リットル)を、飲水用はペットボトル(2リットル)を購入しています。(今、我が家は浄水器が壊れて使用していないため、あまり参考にならないかもしれません)
(インド料理好き女性子どもは2歳/2019年3月)
●RO浄水器で洗い物、ボトル水を日本から持ち込んだポータブル浄水器に通して飲用しています。
(MFS1204/2019年3月)
●両方使っています。浄水器の水はうがい、野菜や麺をゆでるとき、食器を洗った後に水道水を流すとき、野菜を洗った後に水道水を流すときに使っています。飲み込む水(味噌汁、お茶、ご飯)はすべてボトル水を使っています。
(陽♀夫婦二人家族/2019年3月)
●居住しているアパートメント・コンプレックスの水源や、浄水の程度によって、対応は異なると思います。バンガロールの場合、恒常的に水不足です。都市化が進んでいる昨今、インフラ不全も拍車をかけ、年々深刻度を増しています。 水道局(BWSSB)から供給されるカヴェリ川の水は、毎日、潤沢に届いているわけではありません。集合住宅に設置されている貯水槽に、週に数回、限られた時間だけ供給されるものです。それで賄えない場合は、給水車によって、日々、給水されます。ゆえに、井戸水が出ない貧困層の家庭では、毎日水を得られないことから、バケツを抱えて給水を待たねばならない困難な生活を強いられています。
拙宅のアパートメント・コンプレックスは、過去十年に亘り、井戸水が主要水源でした。それをアパートメント・コンプレックス内で浄化、各家庭に供給していました。しかし、ついには2019年の夏に井戸水が枯渇。たとえモンスーンの時期に雨が降ったとしても、界隈の建築ラッシュを鑑みるに、需要が追いつくとは思われません。ゆえに、カヴェリ川からの水供給の量を増やしてもらうほか、給水車を注文するなどの対応がなされはじめました。
話が逸れましたが、我が家のアパートメントコンプレックスの浄水装置はなかなか性能がよいようで、RO浄水器ではなく、一般のアクアガードというブランドの浄水器で十分のようです。浄水器を購入する際、家電店に台所の水道水を持参し、水質検査をしてもらったうえで、浄水器を購入しました。定期的にフィルター交換をしてもらっています。料理に使う水は浄水を、飲料水には、更に米国で購入しているブリタのポットで濾過したものを使っています。火に通す野菜などは、蛇口からの水で洗うだけ。ペットボトル水は、通常、使いません。
(坂田@2005年よりインド/2019年5月)
(2)インドではお腹を壊しやすいと聞きますが、どのような点に気をつければいいですか?
●お腹を壊す原因はいくつかあると思います。慣れない水道水を飲んだ、腐ったものを食べた、辛すぎるものを食べた、胃が弱っている時に油っぽいものを食べたなど。自分で料理する時には少し多めに火にかけたり、サラダ用の野菜でも時には茹でたりします。外食では少し苦手だなとか危ないなと思うものは無理に食べないようにしています。
(料理初心者妻/2019年3月)
●外出先ではボトルウォーターしか飲まない、古い油で揚げたものは食べない、生野菜は避けるなどですが、注意していても腹痛になることもあります。
(ひょうきんな幼稚園児の母♀/2019年3月)
●レストランでは、ボトル水以外を飲まないようにしています。脂っこいもの、辛いものを食べ過ぎないようにしています。
(新米主婦♀+夫/2019年3月)
●水道水は飲みません。調理時も、基本的には良く火を通したものを作ります。生卵、生肉(レア)などはもともとあまり好まず、食べていません。外食時も加熱されたメニューを選ぶようにしています。
(インド料理好き女性子どもは2歳/2019年3月)
●野菜や果物を水道水で洗った後に、浄水器の水で水道水を流しています。食器や鍋なども水道水で洗った後に浄水器の水で水道水を流しています。レストランで無料提供される水は浄水器の水です。基本的に飲みません。有料のボトル・ウォーターを飲みます。道端で売っている料理や果物を食べないことはもちろん、非常に安価なローカルの飲食店は、日本人の口コミがあるところ以外行きません。このように気をつけているおかげかわかりませんが、私はインドでよくあると言われる嘔吐と下痢を繰り返す食あたりを経験したことはありません。
(陽♀夫婦二人家族/2019年3月)
●お腹を壊さないポイントについて、以下に記事を書いていますので、どうぞ参考になさってください。
(坂田@2005年よりインド/2019年5月)
(3)牛はヒンドゥー教にとって神聖な生き物と聞きましたが、牛肉は購入できますか?
●Bamburies(バンブリース)というお肉やさんで購入できます。薄切りもあり便利です。SPARというスーパーマーケットで水牛の塊肉を安く販売していたのを一度買ったことがありますが、とても硬くてあまり美味しくありませんでした。
(料理初心者妻/2019年3月)
●インド国内では珍しくカルナータカ州では牛肉を食べたり購入することが出来ます。ただし、扱っているのは特定の店のみで、脂身は少なく味は日本のものとは異なります。
(ひょうきんな幼稚園児の母♀/2019年3月)
●牛肉は購入できます。柔らかい部位もあり美味しいです。ただ日本の国産牛のようなサシ(霜降り)の入ったものはバンガロールでは見たことがありません。レストランにもたくさんの牛肉を使ったメニューがあり、美味しいステーキやさんもいくつかあります。
(新米主婦♀+夫/2019年3月)
●バンガロールは、比較的牛肉を購入しやすいと聞きます。ただしどこにでも売っているわけではなく、購入できるお店は限られています。
(インド料理好き女性子どもは2歳/2019年3月)
●できます。ただし、日本のようにどこのスーパーでも簡単に購入できるわけではありません。バンガロール市内の数店で取り扱っていますので、私の場合は片道車で45分くらいかけて牛ステーキレストランPortland Steak Houseに行き、購入しています。ここには薄切り肉はなく、テンダーロインのブロック、ミンチを冷凍で取り扱っています。ブロックを自宅で自分好みの形に切って調理しています。
(陽♀夫婦二人家族/2019年3月)
●ヒンドゥー教徒が80%弱を占めるインドでは、一般に牛肉は食されないと思われがちだが、ここバンガロールのあるカルナタカ州をはじめ、お隣ケララ州や北東インドなど、複数の州で食されている。
多神教であるヒンドゥー教では「三神一体」を教義としている。その三神とは、ブラフマー(創造神)、ヴィシュヌ(維持神)、シヴァ(破壊&再生神)のこと。中でもシヴァ神の乗り物が牡牛であることから、牛は聖なる動物だとされ、食することは禁忌とされている。
しかし、人口の約14%を占めるイスラム教徒や、続く2.3%のキリスト教徒は牛肉を食す。合わせると「2億人」近い。わたしの夫やその家族、親戚のように、ヒンドゥー教徒でも牛肉を食する人は少なくない。ゆえに、需要はある。が、あまり大っぴらに牛肉売ってます食べてますをアピールできないのも現実。
ここバンガロールでは、自由に牛肉を食することができる。脂身の少ないフィレ肉がおいしいことでも知られ、バンガロール牛といえば、ちょっとしたブランド牛である。
実はBJPが政権を握る前、すなわち2014年以前は、ムンバイやデリーでも、数少ないとはいえビーフを出すレストランがあった。しかし、2014年以降、ヒンドゥー至上主義の人々が牛肉を食べたり、あるいは売買している人たちを殺害するなどの事件が起こり、なんだかんだで大っぴらには売れなくなった。
しかし、どの都市にも「秘密の流通網」があり、イスラム教徒はラマザンの時期など、ビーフのケバブを食べていたりする。もっといえば、インドはブラジルに追いつけ、追い越せで、「牛肉輸出量世界1、2位」でもある。でもって、BJPの政治家が牛肉の加工&輸出会社を経営していたりするから、実にツッコミどころが満載の国である。
というわけで、我が家ではインディラナガールのNew Frosty’s でフィレ肉(アンダーカット)を購入している。場所は、「バンガロール生活マップ」を参照のこと。調理法は「インドで作る日常食&ときどき外食の記録(食のブログ)」にも時折、記している。「■家庭料理:肉、卵」のカテゴリーを参照のこと。
(坂田@2005年よりインド/2019年5月)
(4)バンガロールで購入できる肉類と魚介類にはどんなものがありますか? その品質についても知りたいです。
●鶏肉、豚肉、牛肉、マトン、魚、貝など買えます。比較的購入しやすいのが鶏肉とマトンです。ソーセージも売っていますが鶏肉から作られたものが多いです。ベーコンは少し高めですが購入できます。缶詰のシーチキンは購入できます。豚肉や牛肉も購入できますが、日本の肉のような霜降りではないので、料理すると肉の繊維が残るようなパサパサ感はあります。
(料理初心者妻/2019年3月)
●町中の路面店やスーパーでもチキン、魚介類は購入できますが、最近はインターネットでフレッシュかつ品質に拘ったものが買えますのでそちらを利用する方が多いです。なお、豚肉は特定の店舗でしか購入できません。
(ひょうきんな幼稚園児の母♀/2019年3月)
●鷄肉と羊肉を扱う店が多く、ほぼフレッシュです。ローカルのお店の冷凍肉は冷凍と解凍を繰り返した可能性もあるので、冷凍肉は日本人がよく使う信頼できるお店で購入しています。魚は色々な種類がありますが、私は鯵しか買ったことがありません。お店によっては目が充血している新鮮ではないものも売られているのでよく見て買うことが重要です。最近ではインターネットでフレッシュな肉や魚が購入でき、利用している人も多いようです。
(新米主婦♀+夫/2019年3月)
●鶏肉はムネ、ミンチ、手羽など、日本のものに近く美味しいです。豚肉は脂身が多く、独特の匂いがあり(匂いが少ないものもありますが)、個人的には なかなか慣れません。脂の少ないヒレのブロック肉は時々買っています。牛肉は赤身が中心、ブロック肉から薄切りまで種類も様々です。
(インド料理好き女性子どもは2歳/2019年3月)
以下に紹介する肉類、魚介類すべてにおいて「くさくて食べられない」と感じたことは、私はありません。
・豚肉:バラ肉のスライス、バラ肉のブロック、ミンチ(日本のミンチと比べると脂が非常に少ない赤身肉のミンチです。脂が少ないのでヘルシーでおいしいと私は思いますが、人によってはパサついていて美味しくない、ジューシーさに欠けるという印象になります。)、肩ロース
・鶏肉:購入できる部位は日本と同じです。ただし、1羽丸ごと買うときのみ皮つきにできます。モモ肉など部位指定で買う場合は皮がすでにはぎとられています。
・牛肉:テンダーロイン(大きなブロックで購入するので、自分で好みの形に切ります)、ミンチ:私は購入したことがありませんが、薄切り肉を販売してくれるレストランがあるそうです。
・えび:バナメイエビ、クルマエビ科のエビなどを購入できます。有頭、殻付き、殻なしなど指定できます。
・あさり:殻なしです。
(陽♀夫婦二人家族/2019年3月)
●インド移住当初、10年ほど前までは、Bambriesをよく利用していたが、
オンラインショッピングが普及した昨今、4、5年前より、我が家のノンヴェジ食材の8割以上はFreshtohome.comで調達している。鶏肉、マトン、魚介類、いずれも新鮮な状態で届けられる。エクスプレスは180分以内、それ以外も時間指定で配達してもらえるので便利。たまに、鮮度が低いときや、誤配送されることもあるが、都度、連絡をして状況を説明すれば、対応してくれる。よく購入するのは丸鶏、チキンレバー、骨つきマトン(ラム)、インディアンサーモン、ポムフレット、サーディーン、エビ、カニ(マッドクラブ)、イカなど。そのときどきで品揃えは異なる。ドサの素(少し水で薄めて焼くだけ)もおいしい。
豚肉は、近所のThe Bangalore Pork Shopで購入している。バンガロールの老舗ポークショップで、我が家の豚肉料理はすべてここの肉を用いている。使い勝手がいいのは、豚バラ薄切りの「コリアン・スライス」。パーティ用には豚の肩肉、もしくはベリー(豚バラ)の塊り肉を2〜3キロ購入する。皮付きもまま購入し、柔らかくなるまで煮込んだり、グリルにしたりする。日本人ゲストにも人気のメニューだ。またスペアリブも肉骨茶(パクテー)やBBQなどにするとおいしい。ここで購入した豚の骨を使っての「とんこつラーメン」は絶品だった。12時間ほども煮込む必要があり、エネルギーを要したが、その味わいは格別であった。「インドで作る日常食&ときどき外食の記録(食のブログ)」の「■家庭料理:パーティ」や、「■家庭料理:肉類」のカテゴリーに、具体的な料理記録を残している。
牛肉は既述のNew frosty’sで購入。
(坂田@2005年よりインド/2019年5月)
(5)日本料理を作るのに際し、手に入りやすい食材/手に入らない食材について、大雑把で構いませんので、教えてください。
●手に入らないものは海産乾物(ひじき、わかめ)、乾物(しいたけ、切り干し大根)、油揚げ、ちくわやさつま揚げ、厚揚げなどの加工食品、蒟蒻でしょうか。もやしも売っているようですが入手が困難です。高いですがノリは買えます。白菜、長ネギ、チンゲン菜、きのこ、かぶなど買えますので、日本のお鍋や煮物などできます。
(料理初心者妻/2019年3月)
●手に入りやすい食材:豆腐、ぎょうざ・春巻きの皮。手に入らない食材:醤油、日本酒、胡麻油、みりん
(ひょうきんな幼稚園児の母♀/2019年3月)
●醤油、海苔、しめじは一応売ってはいますが輸入品のため日本の何倍もの価格なので、バンガロールで購入したことはありません。
○手に入りやすい食材:玉ねぎ、えんどう豆、アスパラ、セロリ、じゃがいも、オクラ、ズッキーニ、ゴーヤ、かぼちゃ、きゅうり、冬瓜、とうもろこし、トマト、ミニトマト、なす、ピーマン、パプリカ、レタス、春菊、ほうれん草、にら、長ねぎ、白菜、ブロッコリー、カリフラワー、かぶ、にんじん、大根、レンコン、アボカド、パクチー、卵、うずらの卵、大豆、豆乳、ごま、小麦粉、大麦、キヌア
○手に入らない食材:日本酒、胡麻油、みりん、めんつゆ、とんかつソース、日本茶、蕎麦、うどん、こんにゃく、もち米、団子粉、わらび餅粉、小豆、ごぼう、山芋、枝豆、小松菜、紫蘇、茗荷、わかめ、昆布、ひじき、たけのこ、舞茸、えのき茸、栗、三つ葉、梅干し
(新米主婦♀+夫/2019年3月)
●白菜、豆腐、ねぎは手に入るのが意外でした。
(MO/2019年3月)
●・手に入りやすい食材:砂糖、塩、胡椒、にんにく、しょうが、大豆、ケチャップ
・手に入りにくい食材:米、醤油、味噌、みりん、料理酒、米酢、穀物酢、大葉、ミョウガ、わさび、からし、鰹節、昆布、いりこ、わかめ、ひじき、かんぴょう、切干大根、黒ゴマ、白ごま、青のり、パン粉、ゴマ油、寒天、油揚げ、小豆、はんぺん、さつま揚げ、ちくわ、かまぼこ、じゃこ、明太子、さつまいも(あるけど甘くない)、山芋、こんにゃく、枝豆、ウインナー(あるけど日本人がイメージする味や食感ではない)、そば、うどん、ラーメン、コンソメ、鶏がらスープの素
(陽♀夫婦二人家族/2019年3月)
●我が夫はインド人だが、日本料理が大好き。一応、ヒンドゥー教徒だが牛肉はもちろん、わたしが食するものはすべて食べられる。バンガロールでも一番好きな料理店はYataiiだ。ゆえに、わたしも日頃、日本食を作る。
わたしはインスタント食品や、添加物の多い加工食品をほとんど食さず、食材の9割以上はバンガロール調達である。インドに移住し、素朴な食生活をしはじめてからは、わたしのMSG(化学調味料)アレルギーがひどくなったので、「調味料(アミノ酸など)」が含まれた調味料は一切購入しない。なるたけ素朴で高品質な、調味料のみ、厳選して購入している。
日本と米国それぞれ年に一度訪れたときに、下記のものを調達する。Aは、必ず購入するもの。B以降はオプション。なくても問題ない。
A. ニューヨーク:日本米(カリフォルニア産コシヒカリ「田牧米」)
A.日本(福岡&東京):茅乃舎の和風だし&野菜だし、無添加の味噌、しょうゆ、ごま油、海苔
B.日本(福岡&東京):乾燥わかめ、高野豆腐(夫の好物)、干し椎茸(どんこ)、ひじき、片栗粉、 無添加梅干し、 無添加パン粉、松田のマヨネーズ(辛口)
C.日本(福岡&東京):金ごま、ぬか床、塩麹、乾麺(そうめん、うどん)
「インドで作る日常食&ときどき外食の記録(食のブログ)」の「■家庭料理:日本料理」の項に、雑だがそこそこいける日本料理を紹介している。
(坂田@2005年よりインド/2019年5月)
(6)バンガロールは南国のフルーツが豊かだと思いますが、どのような果物がおいしく食べられますか?
●どんなフルーツも美味しく食べられます。スーパーに行くと見たことないフルーツが売られているので挑戦する楽しさもあります。また日本より安いので気軽に買えます。季節によって売られていない時期もありますがマンゴー、スイカ、パッションフルーツ、ランブータン、柿、いちご、パパイヤ、ぶどう、ジャックフルーツ、りんご、キウイ、バナナ、パイナップル、グァバなど。
(料理初心者妻/2019年3月)
●マンゴー、マンゴスチン、パッションフルーツ、ライチ、パパイヤ、イチジク、ザクロ、スイカ、メロン、バナナ、パイナップル、キウイ、りんご、いちご(酸っぱいけれど食べられます)、チェリー、ブルーベリー、オレンジ
(新米主婦♀+夫/2019年3月)
●何と言っても、旬の時期のマンゴーが絶品です。スイカも日本のものに近いです。バナナは年中美味しくいただけます。
(インド料理好き女性子どもは2歳/2019年3月)
●ザクロ、スイカ、ライチ、パッションフルーツ、マンゴー、数種類のバナナ、パパイヤ、パイナップル、ジャックフルーツ、メロン、ドラゴンフルーツ
(新米主婦♀+夫/2019年3月)
●日常的に食するものとしては、バナナが本当においしい。いろいろな種類があるので、好みの味を見つけ出してほしい。パイナップルも、種類によっては風味豊かにとてもおいしい。いちごは、無精製の砂糖を少し加えて軽く煮詰めると、ヨーグルトなどとよく合いおいしい。マンゴーは言わずもがな。マンゴーについては、「バンガロール生活ノート」のブログに詳細をレポートしているので参考に。マンゴーの夏。インドの夏。
(坂田@2005年よりインド/2019年5月)
(7)野菜や果物には農薬が多用されているものも多いと聞きましたが、オーガニックの食材は入手できますか?
●専門店がいくつもあるので、購入できます。私は基本的にオーガニックの野菜や卵、スパイスを購入しています。
(新米主婦♀+夫/2019年3月)
●オーガニックショップで手に入ります。野菜、果物だけでなく、オーガニックの卵や牛乳などを置いてあるお店もあります。
(インド料理好き女性子どもは2歳/2019年3月)
●オーガニック野菜を取り扱う店に行くか、ネットで注文して自宅で受け取れば手に入ります。
(陽♀夫婦二人家族/2019年3月)
●バンガロール市内には複数のオーガニック専門店がある。また、市内各所に支店があるNamdharisも、オーガニックではないが、安全な食材を販売している。いずれも 「バンガロール生活マップ」に日本語での情報が掲載されているので、参照されたい。
(坂田@2005年よりインド/2019年5月)
(8)野菜や果物の野菜洗浄剤は売られていますか? またそれらを使っていますか?
●生活しているのが主人と私だけなので野菜洗浄に対してそこまで気にしておらず、野菜洗浄剤も使っていません。野菜を食べるときは火に通すようにしています。水耕栽培で作られた葉物野菜を食べるときは、よく洗ってから生のまま食べています。
(料理初心者妻/2019年3月)
●売られてはいますが、私は日本から持って来ているものを使用しています。バンガロールにきたばかりの時は全ての野菜に使用していましたが、今は生で食べるもののみに使用したり、見た目が綺麗なものは水洗いのみで食べています。
(新米主婦♀+夫/2019年3月)
●私は日本から持ち込んだ野菜洗い用洗剤を使っています。初めは一つ一つ全て洗っていましたが、今は、いも類や根菜など皮を剥くものには使わなくなりました。
(インド料理好き女性子どもは2歳/2019年3月)
●売られています。私は日本から持ってきたホタテの力という洗剤を、生で皮をむかずに食べるものだけに使っています。ですので、洗剤を使うのは生で食べるトマト、きゅうりくらいです。
(陽♀夫婦二人家族/2019年3月)
●ハーバルな洗浄剤を購入したことはあるが、結局は使わずじまい。ぶどうなど皮の汚れが気になるものは、重曹にしばらく浸して洗い直す。
(坂田@2005年よりインド/2019年5月)
(9)バンガロールではどのような日本の食材が手に入りますか? 味噌や醤油、豆腐、納豆などは売られていますか?
●醤油はスーパーで買えますが、日本から持ってきたものを使っています。手に入らないものは味醂、料理酒、だしの素、味噌、コンソメ、ラー油、ごま油、日本のマヨネーズ、納豆でしょうか。豆腐はArirang Korean Restaurant(アリラン)やThom's Bakery & Supermarket(トムズベーカリー)で買えます。
(料理初心者妻/2019年3月)
●バンコクで購入した納豆から自分で作っている方がいます (私も挑戦予定) 。 豆腐や味噌はごくごく限られたお店にしかありません。醤油は日本の3倍ほどの価格で売られているのを見たことがあります。
(新米主婦♀+夫/2019年3月)
●韓国料理屋さんで豆腐を購入することができます。味噌は、お味噌汁にするような味噌ではありませんが、ディップ用のものがあります。それはそれで美味しかったです。
(インド料理好き女性子どもは2歳/2019年3月)
●豆腐は韓国料理店で購入できます。500ルピー以上の購入で宅配してくれます。味噌、醤油、納豆はありません。
(陽♀夫婦二人家族/2019年3月)
(10)バンガロールの日本料理店やアジア料理店では、どの程度の日本料理が食べられますか? 寿司や刺身は新鮮ですか?
●お店によりますが、お寿司や親子丼、天ぷら、照り焼き、ラーメン、うどん、居酒屋メニューなど食べられます。なんちゃって日本料理のようなお店から、日本で食べるのと変わりないお料理があるあ店など様々です。
(料理初心者妻/2019年3月)
●各種定食、天ぷら、お寿司、うどんなどがあり、入荷次第では新鮮なお刺身がいただける日も。羊羹やどら焼きなどを購入できる和菓子屋さんもあります。
(インド料理好き女性子どもは2歳/2019年3月)
●鶏のからあげ、エビの天ぷら、豚の生姜焼きなどを食べることができます。高級ホテルの日本食レストランに行けば寿司や刺身を食べられます。新鮮かわかりませんが、美味しいと思いました。
(陽♀夫婦二人家族/2019年3月)
(11)最近では、さまざまな飲食店の料理がオンラインで簡単に注文できると聞きましたが、使い勝手はいかがですか? 時間通りに届きますか?
●使い勝手はとてもいいです。配達する人の位置をスマホから常に確認できるので、今どの辺りにいるかが分かります。オンラインで支払いを済ませれば、玄関ではお料理を受け取るだけでいいです。
(料理初心者妻/2019年3月)
●オンラインのフードデリヴァリー・サーヴィスは極めて充実しています。バンガロール市内の多くのレストランを網羅した配送サーヴィスのほか、自社がキッチンを持つ配送サーヴィスもあります。詳細は、別項目を設ける予定ですが、とりあえず、坂田も何度か利用したことのあるサーヴィスをご紹介します。
(12)会社によっては、タイやシンガポールへの食材買い出し休暇があると聞きましたが、その必要はありますか? 買い出しでは、何を中心に購入しますか?
●私たちは買い出し休暇がないので、日本に一時帰国した際に調味料、使い切っていた食材、豚肉と牛肉を買いました。他にもインドで生活していて欲しいものをメモしておいてそれらを買ってきました。
(料理初心者妻/2019年3月)
●バンガロールでは入手できない食材があるので、買い出し休暇の制度は助かっています。牛肉、豚肉、魚各種(干物)など。
(新米主婦♀+夫/2019年3月)
●我が家は特に買い出しへは行っていませんが、3ヶ月に一度、主人の会社の食料送付制度を利用させてもらっています。周りには、こちらでは手に入りにくいごぼうや葉物などの野菜、油揚げ、納豆、こんにゃく、冷凍肉や魚介などを買いに出かけている方がたくさんいらっしゃいます。
(インド料理好き女性子どもは2歳/2019年3月)
●米や味噌などの調味料類は航空便などで日本から取り寄せればいいですが、納豆、しらす、ミョウガ、シソ、卵、魚貝類などの生鮮食品は買い出しに行くのがベストです。バンコクやシンガポールの大手スーパーでは冷凍パッキングサービスもあるので、良い状態での持ち帰りが可能です。生卵の持ち運びには「たまごまもるくん」などの名称で売られている専用ケースがあるといいです。
(MFS1204/2019年3月)
●シンガポールの日本食材はあまりにも高く、旅行に行った際も買いませんでした。食材買い出しであればバンコクのフジスーパーが一番おすすめです。
我が家はほっけやあじの開き、塩鮭、しらす、油揚げ、厚揚げなどをよく買います。
(辛い物苦手、5歳&1歳の母/2019年3月)
●買い出し休暇は必要です。夫の会社には送付制度がありますが、注文できるのは賞味期限が数か月単位の常温保存できるもののみです。タイやシンガポールでの買い出しでは、生鮮食品や冷蔵品、冷凍品を購入しています。
しめじ、えのき、ニラ、大葉、ごぼう、れんこん、ちくわ、かまぼこ、さば、ウインナー、豚コマ、豚ロース薄切り、牛薄切り、皮付き鶏モモ肉、冷凍うどん、冷凍枝豆、生ハム。
(陽♀夫婦二人家族/2019年3月)