●バンガロールのゴミ事情と実態


ゴミの収集は、バンガロールの行政機関であるBBMPが実施しています。しかし、日々回収できているゴミは65%程度(2011年)。収集されないゴミは、空き地や路肩など、あらゆる空間に投棄されています。従来は自然に還る生ゴミが中心だったのでごまかせていたのでしょうが、そうでない現在、事態は深刻です。不衛生なのはもちろん、プラスチック袋が排水口を塞いで雨季の道路を水没させたり、ゴミを食べる牛を死に至らせたりします。


なお、インドにはゴミ焼却施設がありません。バンガロールでは、日々5000トンほどものゴミの大半が、そのままゴミ投棄場に捨てられています。2012年には、BBMPによってゴミの分別が発令されましたが、徹底せず、バンガロール郊外4カ所にあるゴミ投棄場には、 あらゆるゴミが渾然一体となって捨てられている状況です。



●ゴミを巡るツアーに参加して、問題を目の当たりに


わたし(坂田マルハン美穂)は、2011年に、デイリー・ダンプ (Daily Dump) という団体が主催する「ゴミを巡るツアー」に参加しました。丸一日かけて、ゴミ捨て場、郊外の投棄場、リサイクル場などを訪れました。


写真の投棄場は、現在、ゴミで満杯になったため、ツアーも休止されています。このときは、マスクの上から手ぬぐいを巻いても、鋭い悪臭が鼻を突き、身の危険を感じるほどでした。


当日のツアーの様子は、ブログに克明にレポートしていますので、ぜひこちらをご覧ください。すでに古くなった情報も多々ありますが、これに目を通せば、ゴミ問題を人ごととは思えなくなるはずです。


■インドのゴミ処理を巡る旅。ぜひ読んでください。(←Click!)

■DAILY DUMP (←Click!)



●ゴミの内訳……80%が再生可能!


デイリー・ダンプの資料によると、バンガロールにおけるゴミの8割が再生可能だそうです。まず、残飯や野菜くずなど、堆肥になる生ゴミが60%。次いで、プラスチック・バッグ、ボトル、空き缶、新聞などのリサイクル可能なゴミが20%、その他、電化製品、薬品、洗剤などの有毒ゴミが10%、廃棄場に埋めるしかない動物の死骸やおむつ、タバコの吸い殻などが10%という構成です。


我々が生ゴミを自宅でコンポスト化し、リサイクルゴミを然るべき場所に持って行けば、8割ものゴミを減らせるということです。


02:バンガロールのゴミ処理における現状


2011年撮影の、バンガロール郊外のゴミ投棄場。現在は満杯になっているとのこと

街角の様子。ゴミ置き場とそうでないところの違いがわからない。プラスチックを誤って食べて命を落とす牛もいる

生ゴミ、紙類、プラスチック類が渾然一体……。どす黒い汚水が流れ出している

ゴミを回収するBBMPの収集人

ゴミの8割が再生可能!