●脱ゴミ国家、脱ゴミ都市に向けて……


インドでは、これまで、後手に回ってきたゴミ処理問題ですが、2014年にモディ首相が就任してからは、彼の主導でクリーン・インディアキャンペーンが張られたり、スマートシティ・ミッションの一環として、美化が掲げられるなど、ゴミ問題への取り組みが本格化しはじめました。



●2016年、遂にBBMPが本気を出してきた


バンガロールでは、BBMPが本気を出してきました。2016年3月14日から、スーパーマーケットや飲食店ほか、あらゆる店舗において、プラスチック・バッグやパッケージの使用が禁止されはじめました。テイクアウトやデリヴァリー用のプラスチック容器やストローまでも禁止されるケースもみられることから、あまりにも急な改革に、業界からは不満の声もあがっています。一過性の措置に終わり、徹底しない可能性もありますが、せめて市民の意識が徐々に改善され、なるたけゴミを出さない傾向になることを期待したいものです。



●自然に還る「昔ながら……」でゴミ減量対策


買い物の際、バッグを持っていない人は、店頭で有料のバッグを購入することになります。強硬手段だという印象を受けますが、こうでもしなければ、立ち居かないというところまで追い込まれているのが現状でしょう。


インドの行政や、生活環境に対して、不満を言うのは簡単ですが、それでは何の解決にもなりません。我々もここで生活をする以上は、ゴミ問題に目を向け、状況の改善に協力するべきだと考えます。


インドには、つい20年ほど前までは、プラスチックやビニル袋に頼らない、昔ながらのエコロジカルなライフスタイルが一般的でした。そのころの習慣に再び戻ることが、理想的だといえます。


たとえば……

・チャイ用のカップをプラスチックから素焼きのカップに。

・お皿はバナナリーフや乾燥させた椰子の葉で作られたものを利用。

・新聞紙を利用して紙袋を作り、商品袋に。


03:ゴミ問題に対する行政の動き


バンガロール市内の日本料理店「播磨」のお弁当箱は、以前のプラスチック製から、要返却の重箱に。むしろ見栄えがよくなっている

クリーン・インディア・キャンペーンの一環で、自ら箒を持ち清掃をするモディ首相

ショッピング・バッグを持っていない客には、店が専用の袋を販売。写真は市内のトムズ・ベーカリー