日本的「時間通り」の概念は、インドには、ない


インドでよく使われるフレーズのひとつに “2 minutes!”がある。「あと2分で行きます!」「2分だけ、待ってください!」といった具合に。しかしこれは、時間としての「120秒」を意味するのでは決してなく、「もうちょっと」の意味。言い手の主観に左右されるため、実際には5分のこともあるし、30分のこともある。


加えて“45 minutes!”という中途半端な表現も頻用される。これは「結構、時間がかかりますよ」という意味。早くて1時間、あるいは数時間。場合によっては永遠に訪れないこともあるので、緊急時には面倒でも、ストーカー並みの催促を忘れずに。


わたしの場合、嘘も方便とばかりに「明日から不在だから、今日中に届けてもらわねば困る!」などと言って急かすこともある。結構、効果はあるのだが、そのうち本当に、明日どこかへ行かねばならない気になってしまう副作用があるのが難。


ただし、グローバル企業のビジネスミーティングなどにおいては、時間はそれなりに遵守される。とはいえ5分10分は遅れたうちに入らない。都市部の慢性的な交通渋滞が理由で、「時間通りに」が難しいという現実もある。


万一、遅れそうな際には、慌てたり、平謝りをするよりも、あらかじめ遅れる旨を伝え、落ち着いた態度で参上するのが望ましい。




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インドで暮らすにあたってのご提案 02